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本と映画と時々語学

書評、映画評、時々語学学習や時事ネタなど書き綴りたいと思います。

映画

エリン・ブロコビッチ

五月病になりがちなこの季節、仕事する元気が出るかもしれない映画をご紹介します。 社会人だけじゃなく、学生さんが観てもモチベートされるハリウッド映画です。 エリン・ブロコビッチを演じたジュリア・ロバーツは、この作品でアカデミー賞主演女優賞を受…

映画『かもめ食堂』

非日常の世界に行きたくなる邦画、『かもめ食堂』をご紹介します。 派手なところはないけれど、ゆるりと別世界を垣間見られる感じが伝わるレビューを書きたい。 あらすじ 異郷での交流 ヘルシンキの街並み 個性的な3人 おわりに あらすじ フィンランドの首…

映画『トーク・トゥ・ハー』

愛とは何なのか考えさせられるスペイン映画のレビューを書きました。 スペイン映画界を代表する監督、ペドロ・アルモドバルの作品です。 意識を失って眠り続ける2人の女性と、彼女たちを見守る2人の男性がメインの役となっています。 あらすじ 報われるこ…

映画『テルマ&ルイーズ』

ハリウッド映画史に残る名作ロードムービーをご紹介します。 ラストシーンありきの作品なので盛大にネタバレしたレビューを書きます。長いです。 あらすじ 旅先で羽目を外した夜 テルマの変身 ルイーズの過去 おわりに あらすじ 高圧的な夫との愛のない毎日…

映画『真夏の方程式』

暑くなってきたのでこの映画を思い出しました。 探偵ガリレオシリーズの劇場版第2弾で、原作は同名の長編小説です。 以前、劇場版第1弾『容疑者Xの献身』のレビューを書いたので、第2弾もご紹介したいと思います。 遠慮会釈なくネタバレします。 あらすじ…

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』

アラサー勢も夢中になれるラブコメディをご紹介します。 コメディ要素が強く、少女漫画におけるギャグ漫画を見ているような気分になります。笑 ネタバレを盛大にかましながらレビューを書きます。 あらすじ 恋愛ギャグ漫画 明るいブリジットと温かい友人 変…

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

ハリウッドのクライムコメディをご紹介します。 米国に実在した詐欺師のエピソードをもとに、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化されたお話です。 もう1人の主人公としてトム・ハンクスが彼を追う捜査官役を務めています。 あらすじ 高校生のフランク・…

映画『横道世之介』

東京と長崎を舞台とした邦画をご紹介します。 吉田修一の小説を、沖田修一監督、高良健吾主演で映像化した映画です。 学生時代を懐かしく振り返りたい方、ゆるりとした邦画を楽しみたい方にお勧めです。 ネタバレしながらレビューを書きます。 あらすじ 大人…

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

架空の国を舞台とした渋めなコメディをご紹介します。 ある意味クライムコメディでしょうか。 登場人物に強い個性を持たせてストーリーへの興味を掻き立てさせるのはとてもイギリス的な手法だと感じます。 そんなこともあってイギリス映画にカテゴリ分けをし…

映画『エヴァの告白』

しみじみと愛について考えたいときにお勧めの映画をご紹介します。 ストーリーはシンプルですが、いつまでも印象に残る映画です。 あらすじ エヴァの強さ ブルーノの弱さ おわりに あらすじ ポーランド人のエヴァは、妹とともに移民するため長い船旅の末にニ…

映画『サラの鍵』

第二次世界大戦下、ナチスドイツに占領されたフランス国内で、ヴィシー政権(ナチスによるフランス傀儡政権)により多数のユダヤ人が一斉検挙される事件がありました。 ヴェル=ディヴ事件と呼ばれるこの出来事を扱ったフランス映画をご紹介します。 あらす…

映画『ジョゼと虎と魚たち』

少し久しぶりに邦画をご紹介します。 関西が舞台で、妻夫木聡演じる大学生と、池脇千鶴演じる足の不自由な少女が主人公の恋愛映画です。 ネタバレしながらお送りします。 あらすじ 不思議な少女ジョゼ ほろ苦いラスト おわりに あらすじ 大学生の恒夫は、あ…

映画『アンナ・カレーニナ』

ロシア屈指の文豪、トルストイの代表作の映像化です。 これまでにも何度も映画化されていますが、今回はキーラ・ナイトレイをヒロインとした2012年の映画についてご紹介します。 今回初めて『アンナ・カレーニナ』というものに触れましたが(原作は未読)、…

映画『キューティ・ブロンド』

ヒロインが成長・活躍する痛快なアメリカンコメディをご紹介します。 思い切り笑ってスッキリした展開を楽しみたい時にお勧めです。 あらすじ 可愛いだけじゃないヒロイン 第一印象にとらわれないこと 頑張った成果は思わぬ形で あらすじ 学内クラブのスター…

映画『婚前特急』

ドラマ『東京タラレバ娘』の主演を務めた吉高由里子がヒロインの映画。 ストーリーが緻密でなくてもいい、たくさん笑える恋愛映画が観たい、という方にお勧めです。 あらすじ ゆるりと観るコメディ チエ役 吉高由里子 名脇役も揃っている おわりに あらすじ …

映画『風と共に去りぬ』2

大作映画『風と共に去りぬ』のレビューの続きです。 前記事でヒロインのスカーレットについて書いたので、本記事では彼女にとって重要であり続けた2人の人物と、故郷への愛、小説との違いを書きます。 レット・バトラー 義妹メラニー 故郷への思い 小説との…

映画『風と共に去りぬ』

愛とは、人間とは、という壮大なテーマを描いた作品です。 厳しい時代を生き抜く強さや故郷への愛など、他にも人生にまつわる重厚な示唆に富んでいます。 激動の時代を生きる強いヒロインと、彼女を取り巻く群像劇がメインの、大河映画の傑作です。 あらすじ…

映画『誰も知らない』

カンヌ映画祭で柳楽優弥が主演男優賞を受賞したことで話題になった、是枝監督の邦画作品。 大人が知らない東京の片隅で、置き去りにされひっそりと身を寄せ合って生きた子どもたちを淡々と描写する映画です。 あらすじ 作りもの感のない時間 子どもの世界と…

映画『ボルベール〈帰郷〉』

スペインが誇る映画監督ペドロ・アルモドバルの作品をご紹介します。 同監督の特徴でもありますが、女性を主人公として母と娘、姉と妹、友人など女性同士のつながりと生き方を描いています。 主人公のライムンダ(ペネロペ・クルス)のマドリッドでの生活と…

映画『ラ・ラ・ランド』

話題の名作を、ついに観に行ってきました! 前回挑戦した時は未遂に終わってしまったので、2度目の正直! 今回もネット予約だけでほとんど席が埋まってしまっていたので、休日に観たい方は早めに席を押さえる必要がありそうです。 上映規模はだんだんと縮小…

映画『西の魔女が死んだ』

同名の児童小説を原作とした邦画。 派手なことは何も起こらないけれど、主人公の心が静かに再生していくなかで観る側の心も洗われていくような作品です。 あらすじ 西の魔女について 主人公まいについて キリスト教的世界観、悩みと成長 まとめ あらすじ 不…

映画『善き人のためのソナタ』

しばらくぶりにドイツ映画の記事を投稿してみます。 東西分裂時代のドイツを舞台に描かれ、アカデミー外国語映画賞に選ばれた『善き人のためのソナタ(原題:Das Leben der Anderen)』をご紹介します。 東ドイツの社会を題材とした映画の中では最も好きな作…

映画『ブラス!』

Brexitに揺れる英国が、サッチャー政権の改革に揺れていたころの映画をご紹介します。国策によって閉鎖される炭鉱お膝元の町が舞台ですが、Brexitのころ話題になっていたブルーカラー労働者コミュニティの強い結びつきに焦点が当てられています。 産業の喪失…

映画を観る理由

映画を観るのは好きなのですが、何でそんなに観るのかと言われると色々理由があります。 いくつか整理してみました。 ストーリーを楽しみたい 笑いたいor泣きたい ある社会について知りたい ある出来事について知りたい ストーリーを楽しみたい 大抵はまずこ…

映画『帰ってきたヒトラー』

現代ドイツを代表する社会派コメディをご紹介します。 ヒトラーが大きい声で力強く喋ってる映画なので、ドイツ語リスニングの教材として良いんじゃなかろうか。 《あらすじ》 映画の内容について コメディが成立する理由 見どころ・考えどころ まとめ 《あら…

映画『モネ・ゲーム』

ハリウッドのクライムコメディ映画をご紹介します。 ロマンスとかどうでもいいから痛快で楽しい映画が観たい人にお勧め。 《あらすじ》 冴えないキュレーターであるハリー・ディーンが、傲慢で高圧的な上司シャバンダーに一矢報いるため、モネの贋作を用いて…

映画『シン・ゴジラ』

昨年話題になった『シン・ゴジラ』をご紹介します。 どんな層にウケてたのか調べてないけども、学生さんが観ても面白いんでしょうか。 社会人が観ると、風刺的な描写にあるあるーと見入ってしまいます。 《あらすじ》 SF映画として 官僚組織の描写 ボトムア…

映画『ボーン・アイデンティティ』

ハードボイルドな王道スパイ映画をご紹介します。 アクションに分類されそうなものを書くのは初めてかも。 《あらすじ》 王道のかっこよさ 旅の仲間マリーとニッキー まとめ 《あらすじ》 ある嵐の夜、地中海で意識を失って漂流していた若い男性がイタリアの…

映画『ノッティングヒルの恋人』

アラサー勢も夢中になれる恋愛映画をご紹介します。 個人的にはイギリスを代表する恋愛映画と思っています。 同分類で『ラブ・アクチュアリー』を挙げる方も多いですが、私の中では不動のNo.1です。 というか、もっと早く観れば良かった!名作名作と言わ…

映画『容疑者Xの献身』

言わずと知れた探偵ガリレオシリーズの映画編第1弾。 いつもの福山雅治・柴咲コウコンビのかっこよさもさることながら、堤真一の存在感が印象的。 《あらすじ》 ドラマシリーズとの違い 石岡と花岡母子 石岡と湯川 まとめ 《あらすじ》 川沿いで中年男性の…

映画『メラニーは行く!』

ハリウッド映画のご紹介です。 内容に合ってて良い邦題だと思うのですが、原題のSweet Home Alabamaも名タイトル。 《あらすじ》 こんな時におすすめ みどころ アメリカ南部と北部について まとめ 《あらすじ》 NYでファッションデザイナーとして成功を収め…

映画『鴨川ホルモー』

久々に邦画のご紹介。 原作の小説も好きです。 《あらすじ》 同級生の面々 みどころ 《あらすじ》 二浪の末、晴れて京都大学に合格した安倍。 気づけば新歓ラッシュも終わってしまったが、葵祭のエキストラのアルバイトからの帰り道でサークルの勧誘を受ける…

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』

言わずと知れたイタリア映画の不朽の名作をご紹介します。 イタリア映画はあまり観ていないのですが、この作品は人類を代表する名作に間違いなく入ると思います。 《あらすじ》 こんな時におすすめ 少年の成長 まとめ 《あらすじ》 イタリアはシチリア島の小…

映画『スガラムルディの魔女』

再びスペイン映画をご紹介。 怖くて面白いホラーコメディ作品。 《あらすじ》 白昼のマドリッドで、コスプレに身を包んだ男たちが貴金属店へ強盗に押し入った。 3人組は強盗後、通りすがりのタクシーを運転手と乗客もろとも奪って逃走する。だが、魔女の言…

映画『プラダを着た悪魔』

今週から新年度スタートということで、仕事をキーワードとした映画をご紹介します。 《あらすじ》ジャーナリストを目指すアンドレアは大学卒業後、ファッション雑誌『ランウェイ』編集長のアシスタントとして働くことになる。ファッションに興味はなくても出…

映画『ハンナ・アーレント』

ドイツ映画のレビューを掲載します。 20世紀を代表する哲学者ハンナ・アーレントを主人公とした映画です。 ≪あらすじ≫ 戦時中にナチスが支配するドイツやフランスから逃れた後、亡命先のアメリカで暮らしていたハンナ・アーレントの元にニュースが舞い込む…

ラ・ラ・ランド未遂事件

こんにちは。 話題作を観ようと思い、空いた時間でTOHOシネマズシャンテに足を運んでみました。 ところが、上映20分前という直前の時間に行ったためなのか、残っている席が最前列の端っこの2席のみということでした。 1人ということもありあっさり断念…

映画『パンズ・ラビリンス』

初めてスペイン映画のレビュー記事を投稿してみます。 《あらすじ》 内戦終結直後のスペイン。少女オフェリアは妊娠中の母に連れられ、山小屋に居を移す。そこは、母の再婚相手のビダル大尉が多数の部下と共産主義者の残党狩りをしている軍の拠点だった。大…

映画『顔のないヒトラーたち』

《あらすじ》 戦争の記憶が薄れ始めた60年代の西ドイツ。正義感の強いフランクフルトの新人検事ヨハンは、交通違反など軽微な事件ばかりこなし、仕事に対する熱意を持て余す日々を送っていた。 ある日、アウシュヴィッツで勤務していた男が現在教職に就いて…

映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

ドイツ映画でおすすめは、と訊かれたら、筆頭に挙げたい作品です。コメディ映画でおすすめを訊かれた時も、絶対にこれを挙げたいくらい、かっこよくて楽しくて切ない映画です。ロードムービー界でも間違いなくトップです。 《あらすじ》 2人の若い男性マー…

映画『ミス・ポター』

イングランドが誇るうさぎ、ピーター・ラビットの作者の半生を描いた映画。 《あらすじ》 ビアトリクス・ポターは書きためていた絵と物語を作品にするため各所を訪ね回っていたが、ある日小さな出版社との交渉に成功する。担当編集者との出版プロジェクトは…

映画『くちびるに歌を』

『沈黙』に続き九州ネタでお送りします。 《あらすじ》 五島列島の中学校に、美人で気だるげな音楽教諭・柏木ゆりが赴任してくる。 彼女が東京の音大を出たプロのピアニストだとわかると学校中が湧き立つが、当の本人はピアノは決して弾かないと言い放つ。彼…

映画『沈黙』

公開からしばらく経っていますが、せっかく観たので感想を書き残したいと思います。 また、長崎の隠れキリシタンの歴史や関連作品についてご紹介します。 《あらすじ》 江戸時代、日本で布教活動をしていたイエズス会の宣教師フェレイラが、迫害に屈して棄教…