読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本と映画と時々語学

書評、映画評、時々語学学習や時事ネタなど書き綴りたいと思います。

映画『ボルベール〈帰郷〉』

スペインが誇る映画監督ペドロ・アルモドバルの作品をご紹介します。 同監督の特徴でもありますが、女性を主人公として母と娘、姉と妹、友人など女性同士のつながりと生き方を描いています。 主人公のライムンダ(ペネロペ・クルス)のマドリッドでの生活と…

映画『西の魔女が死んだ』

同名の児童小説を原作とした邦画。 派手なことは何も起こらないけれど、主人公の心が静かに再生していくなかで観る側の心も洗われていくような作品です。 あらすじ 西の魔女について 主人公まいについて キリスト教的世界観、悩みと成長 まとめ あらすじ 不…

映画『善き人のためのソナタ』

しばらくぶりにドイツ映画の記事を投稿してみます。 東西分裂時代のドイツを舞台に描かれ、アカデミー外国語映画賞に選ばれた『善き人のためのソナタ(原題:Das Leben der Anderen)』をご紹介します。 東ドイツの社会を題材とした映画の中では最も好きな作…

映画『ブラス!』

Brexitに揺れる英国が、サッチャー政権の改革に揺れていたころの映画をご紹介します。国策によって閉鎖される炭鉱お膝元の町が舞台ですが、Brexitのころ話題になっていたブルーカラー労働者コミュニティの強い結びつきに焦点が当てられています。 産業の喪失…

映画を観る理由

映画を観るのは好きなのですが、何でそんなに観るのかと言われると色々理由があります。 いくつか整理してみました。 ストーリーを楽しみたい 笑いたいor泣きたい ある社会について知りたい ある出来事について知りたい ストーリーを楽しみたい 大抵はまずこ…

映画『帰ってきたヒトラー』

現代ドイツを代表する社会派コメディをご紹介します。 ヒトラーが大きい声で力強く喋ってる映画なので、ドイツ語リスニングの教材として良いんじゃなかろうか。 《あらすじ》 映画の内容について コメディが成立する理由 見どころ・考えどころ まとめ 《あら…

映画『モネ・ゲーム』

ハリウッドのクライムコメディ映画をご紹介します。 ロマンスとかどうでもいいから痛快で楽しい映画が観たい人にお勧め。 《あらすじ》 冴えないキュレーターであるハリー・ディーンが、傲慢で高圧的な上司シャバンダーに一矢報いるため、モネの贋作を用いて…

映画『シン・ゴジラ』

昨年話題になった『シン・ゴジラ』をご紹介します。 どんな層にウケてたのか調べてないけども、学生さんが観ても面白いんでしょうか。 社会人が観ると、風刺的な描写にあるあるーと見入ってしまいます。 《あらすじ》 SF映画として 官僚組織の描写 ボトムア…

映画『ボーン・アイデンティティ』

ハードボイルドな王道スパイ映画をご紹介します。 アクションに分類されそうなものを書くのは初めてかも。 《あらすじ》 王道のかっこよさ 旅の仲間マリーとニッキー まとめ 《あらすじ》 ある嵐の夜、地中海で意識を失って漂流していた若い男性がイタリアの…

映画『ノッティングヒルの恋人』

アラサー勢も夢中になれる恋愛映画をご紹介します。 個人的にはイギリスを代表する恋愛映画と思っています。 同分類で『ラブ・アクチュアリー』を挙げる方も多いですが、私の中では不動のNo.1です。 というか、もっと早く観れば良かった!名作名作と言わ…

映画『容疑者Xの献身』

言わずと知れた探偵ガリレオシリーズの映画編第1弾。 いつもの福山雅治・柴咲コウコンビのかっこよさもさることながら、堤真一の存在感が印象的。 《あらすじ》 ドラマシリーズとの違い 石岡と花岡母子 石岡と湯川 まとめ 《あらすじ》 川沿いで中年男性の…

映画『メラニーは行く!』

ハリウッド映画のご紹介です。 内容に合ってて良い邦題だと思うのですが、原題のSweet Home Alabamaも名タイトル。 《あらすじ》 こんな時におすすめ みどころ アメリカ南部と北部について まとめ 《あらすじ》 NYでファッションデザイナーとして成功を収め…

映画『鴨川ホルモー』

久々に邦画のご紹介。 原作の小説も好きです。 《あらすじ》 同級生の面々 みどころ 《あらすじ》 二浪の末、晴れて京都大学に合格した安倍。 気づけば新歓ラッシュも終わってしまったが、葵祭のエキストラのアルバイトからの帰り道でサークルの勧誘を受ける…

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』

言わずと知れたイタリア映画の不朽の名作をご紹介します。 イタリア映画はあまり観ていないのですが、この作品は人類を代表する名作に間違いなく入ると思います。 《あらすじ》 こんな時におすすめ 少年の成長 まとめ 《あらすじ》 イタリアはシチリア島の小…

映画『スガラムルディの魔女』

再びスペイン映画をご紹介。 怖くて面白いホラーコメディ作品。 《あらすじ》 白昼のマドリッドで、コスプレに身を包んだ男たちが貴金属店へ強盗に押し入った。 3人組は強盗後、通りすがりのタクシーを運転手と乗客もろとも奪って逃走する。だが、魔女の言…

映画『プラダを着た悪魔』

今週から新年度スタートということで、仕事をキーワードとした映画をご紹介します。 《あらすじ》ジャーナリストを目指すアンドレアは大学卒業後、ファッション雑誌『ランウェイ』編集長のアシスタントとして働くことになる。ファッションに興味はなくても出…

映画『ハンナ・アーレント』

ドイツ映画のレビューを掲載します。 20世紀を代表する哲学者ハンナ・アーレントを主人公とした映画です。 ≪あらすじ≫ 戦時中にナチスが支配するドイツやフランスから逃れた後、亡命先のアメリカで暮らしていたハンナ・アーレントの元にニュースが舞い込む…

ラ・ラ・ランド未遂事件

こんにちは。 話題作を観ようと思い、空いた時間でTOHOシネマズシャンテに足を運んでみました。 ところが、上映20分前という直前の時間に行ったためなのか、残っている席が最前列の端っこの2席のみということでした。 1人ということもありあっさり断念…

映画『パンズ・ラビリンス』

初めてスペイン映画のレビュー記事を投稿してみます。 《あらすじ》 内戦終結直後のスペイン。少女オフェリアは妊娠中の母に連れられ、山小屋に居を移す。そこは、母の再婚相手のビダル大尉が多数の部下と共産主義者の残党狩りをしている軍の拠点だった。大…

映画『顔のないヒトラーたち』

《あらすじ》 戦争の記憶が薄れ始めた60年代の西ドイツ。正義感の強いフランクフルトの新人検事ヨハンは、交通違反など軽微な事件ばかりこなし、仕事に対する熱意を持て余す日々を送っていた。 ある日、アウシュヴィッツで勤務していた男が現在教職に就いて…

映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

ドイツ映画でおすすめは、と訊かれたら、筆頭に挙げたい作品です。コメディ映画でおすすめを訊かれた時も、絶対にこれを挙げたいくらい、かっこよくて楽しくて切ない映画です。ロードムービー界でも間違いなくトップです。 《あらすじ》 2人の若い男性マー…

映画『ミス・ポター』

イングランドが誇るうさぎ、ピーター・ラビットの作者の半生を描いた映画。 《あらすじ》 ビアトリクス・ポターは書きためていた絵と物語を作品にするため各所を訪ね回っていたが、ある日小さな出版社との交渉に成功する。担当編集者との出版プロジェクトは…

映画『くちびるに歌を』

『沈黙』に続き九州ネタでお送りします。 《あらすじ》 五島列島の中学校に、美人で気だるげな音楽教諭・柏木ゆりが赴任してくる。 彼女が東京の音大を出たプロのピアニストだとわかると学校中が湧き立つが、当の本人はピアノは決して弾かないと言い放つ。彼…

映画『沈黙』

公開からしばらく経っていますが、せっかく観たので感想を書き残したいと思います。 また、長崎の隠れキリシタンの歴史や関連作品についてご紹介します。 《あらすじ》 江戸時代、日本で布教活動をしていたイエズス会の宣教師フェレイラが、迫害に屈して棄教…