本と映画と時々語学

書評、映画評など書き綴りたいと思います。

東欧

ドラマ『チェルノブイリ』

ソビエト連邦時代のウクライナで起こった、あまりに有名な原子力事故に基づくドラマのレビューです。 ドラマとしてのクオリティもさることながら、骨太なメッセージが胸を打つ秀作です。 全5話のドラマで、米国の制作会社HBOによって制作されました。 ネタバ…

今こそ見てほしい、中東欧やロシアが舞台の映画

ロシアによるウクライナへの侵攻のニュースに毎日じりじりしている中で、今までに観た映画やドラマの場面が頭をよぎることがあります。 断片的でも、間接的でも、今こそ中東欧を知るために役立つかもしれない映画について、まとめてみることにしました。 チ…

映画『モスクワは涙を信じない』

人生初ロシア映画のレビューです。 ソビエト連邦時代の1980年に製作され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。 タイトルはロシアのことわざだそうですが、冷たそうな響きと裏腹に、とても温かい映画でした! ネタバレでお送りします。 あらすじ あ…

映画『灰とダイヤモンド』

第二次世界大戦終戦を迎えたポーランドで、激動の歴史の一場面を切り取った映画をご紹介します。 ポーランドの黒澤明ともいうべき、アンジェイ・ワイダ監督の作品です。 ネタバレでご紹介します。 あらすじ 映画の背景 検閲対策 ポーランドの分断 隅々まで雄…

映画『カティンの森』

ポーランド史における大事件を描いた映画をご紹介します。 あらすじ カティンの森事件とは 大国に翻弄される歴史 淡々と過去に向き合う おわりに あらすじ 第二次世界大戦下のポーランド。 西はナチス・ドイツから、東はソ連から侵攻され、ポーランドは国家…