本と映画と時々語学

書評、映画評など書き綴りたいと思います。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』3

前回は各キャラクターについての想いを語りましたが、今回は心に残った名言について語っていきたいと思います。 小説でも映像作品でも、ファンタジーは大きなテーマや抽象的な命題を語るのにとても適していると実感する名言たちです。 権謀術数に関する名言 …

ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』2

ついに完結してしまったシリーズを先日観終えたのでご紹介します。 終わってしまったショックというか、最終回を観た後はGoTロスで暫く悲嘆に暮れておりました。。。 ファンの思い入れがあまりに強すぎて、撮り直しを乞う署名運動が展開されたり、スターバッ…

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』

不思議な展開で先の読めない邦画をご紹介します。 最後までネタバレしますのでご容赦ください。 あらすじ 七海という女性 不思議な仕事と真白 真白の母と安室 人とつながること おわりに あらすじ 派遣で教師の仕事をしていた皆川七海は、学校での仕事に身が…

映画『天気の子』

遅くなりましたがせっかく観たのでレビュー書いてみます。 『君の名は。』とは一概に比較できない作品で、賛否も分かれているようですが、そのへんも詳しく触れたいと思います。 最後までネタバレしますのでご承知おきください。 あらすじ 伊豆諸島に住む高…

映画『スウィングガールズ』

邦画を代表する青春コメディをご紹介します。 よく、同じ矢口監督の『ウォーターボーイズ』と対で紹介されていますが、まさに邦画青春コメディ分野の双璧と言っていい面白さでした。 あらすじ 東北地方の田舎の山河高校に通う友子は、夏休み中の補習授業に辟…

ミュージカル『レ・ミゼラブル』

先日、ロンドンでレミゼを観る機会がありましたので行ってまいりました。 ハリウッド映画版(ヒュー・ジャックマン主演)や、フランスTV映画版、原作小説を4/5読破した状態で観劇しました。 当日感想をメモした文章が、後から読み返しても興奮と躍動感に溢れ…

映画『万引き家族』4

ついに最後の人物、祥太のことを書く記事がやって参りました。 めちゃくちゃ長くなりました。。。 これまでの記事はこちらです。 映画『万引き家族』 - 本と映画と時々語学 映画『万引き家族』2 - 本と映画と時々語学 映画『万引き家族』3 - 本と映画と時…

映画『万引き家族』3

思いが有り余る『万引き家族』のレビュー3記事目です。 これまでの記事はこちら。 映画『万引き家族』 - 本と映画と時々語学 映画『万引き家族』2 - 本と映画と時々語学 本記事では亜紀について書きます。 亜紀と祥太について書くつもりが、亜紀ソロで一記…

映画『万引き家族』2

前記事に引き続き、主人公家族の一人一人について書いていきます。 前記事はこちらです。 映画『万引き家族』 - 本と映画と時々語学 信代 信代は元夫のDVから救ってくれた治と内縁関係で、母親からの愛情を受けられなかった子ども時代を生き直すかのように、…

映画『万引き家族』

どうしても書きたかったので書いてみました。 自然な演出は、他の是枝監督作品と同様に健在です。 『誰も知らない』より身近なテーマを扱ったストーリーでしたので、より多くの人の感情や思考を揺さぶったり考えさせる作品だったと思います。 有機的ながら、…