本と映画と時々語学

書評、映画評など書き綴りたいと思います。

ドイツ映画

映画『カスパー・ハウザーの謎』

生まれてからほぼ誰とも接触せず成長した男性が19世紀のドイツで発見されました。 実話を下敷きに、人間の愚かさや傲慢さを描き出した映画をご紹介します。 ネタバレしています。 あらすじ カスパー・ハウザーとは 人間の愚かさや偏見について 秘密を握る人…

映画『ヒトラー 最期の12日間』

第二次世界大戦下でドイツの敗戦間際、 ベルリンで繰り広げられていたヒトラー政権最後の一幕を描いた映画です。 冬の景色が印象的でした。 あらすじ トラウデルの反省 ゲッベルス一家 ゲッベルス家とナチス ベルリンの戦い おわりに あらすじ ソビエト連合…

映画『ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』

ドイツを代表する文豪ゲーテの、若者時代の恋に基づいた映画です。

声に出して言いたいドイツ映画の台詞

ドイツ映画を観ていて、自分も思わず言ってみたくなったフレーズをまとめました。

映画『ヒトラーの贋札』

ナチスが企んだある作戦を下敷きにした物語をご紹介します。 イギリス経済の混乱を狙ってポンド紙幣の贋作を製作した「ベルンハルト作戦」では、強制収容所内のユダヤ人が動員されていました。 本作は高い評価を受け、アカデミー賞外国語映画賞を受賞してい…

映画『バグダッド・カフェ』

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』に引き続き、元気になれるロードムービーをご紹介します。 先日再視聴したところ、レビューを書きたくなった次第です。 西ドイツとアメリカの共同製作映画で、原題は原題は"Out of Rosenheim"、英題が"Baghdad Cafe"です。 こ…

ドイツ映画が好き

何度かドイツ映画をご紹介しています。 ドイツ語学習者だからというのもありますが、日本に入ってくるドイツ映画の秀作はいつまでも記憶に残る作品が多いイメージがあります。 大人気になるタイプの映画は決して多くありませんが、いくつか私がいいなーと感…

映画『善き人のためのソナタ』

しばらくぶりにドイツ映画の記事を投稿してみます。 東西分裂時代のドイツを舞台に描かれ、アカデミー外国語映画賞に選ばれた『善き人のためのソナタ(原題:Das Leben der Anderen)』をご紹介します。 東ドイツの社会を題材とした映画の中では最も好きな作…

映画『帰ってきたヒトラー』

現代ドイツを代表する社会派コメディをご紹介します。 ヒトラーが大きい声で力強く喋ってる映画なので、ドイツ語リスニングの教材として良いんじゃなかろうか。 《あらすじ》 映画の内容について コメディが成立する理由 見どころ・考えどころ まとめ 《あら…

映画『ハンナ・アーレント』

ドイツ映画のレビューを掲載します。 20世紀を代表する哲学者ハンナ・アーレントを主人公とした映画です。 あらすじ 凡庸な役人アイヒマン クライマックス 全体主義と悪 おわりに あらすじ 戦時中にナチスが支配するドイツやフランスから逃れ、亡命先のア…

映画『顔のないヒトラーたち』

終戦後のドイツが、どのように歴史の反省を始めたかがわかる映画をご紹介します。 あらすじ 反省の歴史が始まる前のドイツ 封じ込められていた真実 辛い記憶と秘密 何が普通の人々を変えてしまったか おわりに あらすじ 戦争の記憶が薄れ始めた60年代の西ド…

映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

ドイツ映画でおすすめは、と訊かれたら、筆頭に挙げたい作品です。 コメディ映画でおすすめを訊かれた時も、絶対にこれを挙げたいくらい、かっこよくて楽しくて切ない映画です。 ロードムービー界でも間違いなくトップです。 あらすじ 名優ティル・シュヴァ…