本と映画と時々語学

書評、映画評、時々語学学習や時事ネタなど書き綴りたいと思います。

映画『オンディーヌ 海辺の恋人』

おとぎ話を下敷きにしたアイルランド映画のレビューです。 あまり有名な作品ではありませんが、個人的にはアイルランドの海辺の風景が美しかったのと、お伽噺と現実の融合が巧みだったので強く印象に残っています。 結末はネタバレしないように書いています…

映画『死ぬまでにしたい10のこと』

23歳の女性が、突然余命2ヶ月であると宣告され、その後どのように生きたかを綴る映画のレビューです。 完全にフィクションです。 スペイン人のイザベル・コイシェが監督、ペドロ・アルモドバルが製作を担当しています。 舞台はスペインではなくカナダ・バ…

ブログについて2

6月も下旬になりましたので、今月のブログをゆるりと振り返ります。 今月いただいた言及 映画レビューの書き方 邦画のストック。。。 個別の記事について おわりに

映画『モダン・タイムス』

※午前中、編集途中バージョンがアップロードされてしまい、お見苦しい記事となり、すみませんでした。 喜劇王と呼ばれたチャーリー・チャップリンの代表作『モダン・タイムス』のレビューです。 時代は既にトーキーでしたので、有声映画なのですがほとんどの…

ドラマ『シャーロック』2

名脇役たち 主人公シャーロックやワトソンだけでなく、彼らの周囲の人々も忘れがたい個性を放っています。シャーロックの兄マイクロフトは、頭脳戦においてシャーロックと渡り合える数少ない人物の一人です。イングランド人らしい皮肉とウィットに富んだ言い…

ドラマ『シャーロック』1

初めてイギリスのドラマをご紹介します。 イングランドが誇る名探偵シャーロック・ホームズの強烈なキャラクターはそのままに、舞台を現代に置き換えたミステリシリーズです。 鉄板過ぎてレビューを書くのも今さらですが、シーズン4を心待ちにしながら書い…

アメリカの音楽 Faith Hill

知っているフランスのアーティストのネタが尽きましたので、大人しく英語圏のアーティストをご紹介します。 アメリカ合衆国のカントリー、ポップスジャンルを代表する歌手フェイス・ヒルです。 個人的に、10代の頃に英語を勉強するのにたいへんお世話になっ…

映画『デッドマン・ウォーキング』2

死刑制度をテーマとした『デッドマン・ウォーキング』のレビューの続きです。 タイトルは、死刑囚が刑の執行される台まで連行される時の掛け声だそうです。 死刑囚という人間 おわりに

映画『デッドマン・ウォーキング』1

死刑制度をテーマとしたハリウッド映画のレビューです。 ドラマ『ウォーキング・デッド』とタイトルが似ていますが、内容は似ても似つかない。。。 原作は修道女ヘレン・プレジャンによる同名のノンフィクション小説。 主演のスーザン・サランドンはこの作品…

小説『神去なあなあ日常』

初めて和書の小説のご紹介をします。 マイルドヤンキーに内定しかけていた横浜の高校生が、中部地方の山奥で林業を営む会社に就職することから始まる物語です。 染谷将太主演で映画『Wood Job!』として映像化もされました。 著者が三浦しをんということもあ…

映画『潜水服は蝶の夢を見る』

久しぶりにフランス映画のレビューです。 叙情的で内省的な文章と、美しく壮大な映像が惜しみなく綴られる一方、人間味に溢れた主人公のモノローグが印象的な映画でした。 静かに人間の内面を顧みるような作品です。 なお潜水服とは、彼を閉じ込め、自由から…

フランスの音楽 Carla Bruni

フランスの歌手と言えば忘れちゃいけないカーラ・ブルーニをご紹介します。 歌手としてだけでなく、モデル、女優、果てはファーストレディと、様々な形で活動してきた女性です。 カーラ・ブルーニのプロフィール アンニュイな歌声 おわりに

映画『BIUTIFUL ビューティフル』

久しぶりにスペインを舞台とした映画をご紹介します。 スペイン語の勉強を兼ねて観始めました。 しかし、基本的に抑えた表現が多いので登場人物たちは一様に声が低く、淡々と呟きます。 リスニング教材としてはかなりハードルが高かった。 よって、途中から…

邦画が好き

とうとう邦画レビューネタが尽きましたので、なぜ邦画が好きかを書いてみることにしました。 ハリウッド映画やヨーロッパ映画と比べた時の邦画の特徴として、思い浮かぶポイントをまとめます。 どんな時に邦画を観ると効果的に楽しめるか、どなたかのご参考…

映画『エスター』

初めてガチホラー映画のレビューをご紹介します。 今までスペインのホラーコメディ『スガラムルディの魔女』以外はホラーの領域に足を踏み入れていませんでした。 kleinenina.hatenablog.com 好き嫌いなく観ますと いいつつも、ホラーだけは怖くて観られなか…

フランスの音楽 Alizée

フランスのアイドル的アーティスト、アリゼをご紹介します。 可愛らしいポップスを中心に、目をひく映像やコケティッシュな歌声が印象に残る曲を出し続けているアーティスト。 以前ご紹介したフランスの大物シンガー、ミレーヌ・ファルメールが発掘し、プロ…

小説『悪女は自殺しない』

『白雪姫には死んでもらう』に引き続き、オリヴァー&ピアシリーズをご紹介します。 ドイツの本格ミステリーシリーズの第1作ですが、日本語訳はこれが3作目となります。 シリーズで最も人気の高い第3作、第4作目が先に邦訳されたためです。 原題は"Eine U…

映画『ハゲタカ』

硬派経済ドラマの劇場版作品です。 NHKドラマで人気を博した作品で、原作は真山仁の経済小説『ハゲタカ』シリーズです。 本作はシリーズ3作目『レッドゾーン』を下敷きに映像化されています。 制作中にリーマン・ショックが発生し、元々の脚本が全く現実社…

映画『イングロリアス・バスターズ』

クエンティン・タランティーノ監督が第二次世界大戦下のヨーロッパを舞台に選んだ映画をご紹介します。 タランティーノ監督作品のレビューを書くのは初めてです。 ブラッド・ピットなどハリウッド俳優が登場する一方で、ヨーロッパを中心に活動している俳優…

フランスの音楽 Mylène Farmer

ノルウェン・ルロワに引き続き、フランスのアーテイストをご紹介します。 フランスの歌手の中では最初に知ることになったミレーヌ・ファルメールです。 透明感が印象深いサウンドや、深いテーマの込められた歌詞だけでなく、映画のようなMV、何歳になって…

映画『ローマの休日』

『ティファニーで朝食を』に続き、オードリー・ヘップバーン主演の名作映画をご紹介します。 こちらはストーリーが少なからず有名ですね。 有名すぎてネタバレするのもいまさらですが、念のため書いておくとネタバレします。 あらすじ 王女が市井に降りると…

映画『桐島、部活やめるってよ』

話題になった朝井リョウの小説を映像化した邦画作品のご紹介です。 原作小説は、小説すばる新人賞を受賞した、朝井リョウ氏のデビュー作で、短編5編のオムニバス形式。 原作は未読ですが、短編の集合だったことがわからないくらい、自然に統合された長編と…

映画『バグダッド・カフェ』

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』に引き続き、元気になれるロードムービーをご紹介します。 先日再視聴したところ、レビューを書きたくなった次第です。 西ドイツとアメリカの共同製作映画で、原題は原題は"Out of Rosenheim"、英題が"Baghdad Cafe"です。 こ…

フランスの音楽 Nolwenn Leroy

以前ご紹介したThe Corrsとケルト音楽つながりで、フランスの歌手ノルウェン・ルロワをご紹介します。 映画レビューの中でフランス映画が少ないなあと思ったので、フランスのコンテンツ紹介を増やしていこうと思った次第です。 他のフランスのアーティストに…

映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

少し久しぶりにロードムービーのレビューを書きました。 癒されるラブストーリーをお探しの方にご紹介したい映画です。 失恋のあとにぼんやり観られる映画としてもおすすめです。ネタバレしてます。 あらすじ 優しいラブストーリー 様々な人生模様 おわりに …

映画『おくりびと』

季節感ゼロですみませんが『おくりびと』をご紹介します。 おそらく本来は冬に観る映画です。 主な舞台は主人公の故郷山形県で、冬の景色が多く出てきます。 本作は内外で高い評価を受け、アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞しています。 盛大にネタバレ…

映画『スペシャリスト/自覚なき殺戮者』

ナチスの戦犯の裁判を記録したドキュメンタリー映画のレビューです。 どっしり重い内容ですので、心が疲れている時には避けた方がいいものの、もっと日本で内容が知られてほしい映像作品だと思ったのでご紹介します。 いつも通りネタバレでお送りします。 あ…

アイルランドの音楽 The Corrs

以前、音楽と外国語の記事でちらっとご紹介したアイルランドを代表するバンド、The Corrsについて書きます。 バンドの概要 民族音楽とポップスの融合 おわりに バンドの概要 The Corrs(ザ・コアーズ)というバンド名の通り、メンバーはコアー家の4兄弟です…

映画『ティファニーで朝食を』

自分に自信を持って生きたいと願っているすべての方に贈る名作映画です。 タイトルは誰もが知っているけれど、詳しいストーリーや結末を知っている人は、実は少ない作品なのではないでしょうか。 私自身、事前知識がない状態で観たところ、ラストで号泣しま…

映画『ジェーン・エア』

名作文学作品を原作とした、イギリス映画のレビューです。 原作の小説はイギリスの女流作家シャーロット・ブロンテによるもの。 原作は読んだことがありませんので映画に絞ってネタバレしつつご紹介します。 あらすじ ある嵐の夜、 牧師のリヴァースの家に、…

映画『インスタント沼』

今週のお題「私の沼」 訳がわからないけど元気になれるコメディ映画をご紹介します。 タイミングよく今週のお題とリンクする映画だったので、意気揚々とレビューを書いています。笑 ここ数年で観た邦画の本数が少ないので、レビューの材料が底をつくのも時間…

スペイン語の学習用アプリ

スペイン語の練習に使っているアプリをご紹介します。 なかなか机に座ってゆっくり勉強する時間が取れないときは、語学学習用アプリが頼みの綱です。 スペイン語は今までに複数のアプリを使っているので、それぞれの機能や特徴(どんな勉強に効果的か)と、…

ブログについて

先日、雷理さんから初めての言及をいただきました。 ありがとうございます。 www.rairi.xyz 紹介していただいた日に、ずっと注目記事の一位だった「Sex and the Cityと東京タラレバ娘」から「エリン・ブロコビッチ」に首位が譲られました。びっくり。 人気ブ…

母の日や父の日に、家族について考えるおすすめ映画

今月は母の日があり、来月は父の日があります。 家族に関わりのある映画で、今まで印象に残った作品をご紹介します。 ナオミントさんのこのページを見てから、テーマに沿って映画を紹介するのをやってみたくて仕方なかったので、ついにチャレンジしました。 …

小説『白雪姫には死んでもらう』

以前レビューを書いた推理小説『深い疵』と同じシリーズの次の作品をご紹介します。 ドイツミステリの女王ネレ・ノイハウスによる本格ミステリーシリーズの4作目です。 主人公であるオリヴァーとピアの他、小さな村に住む少女アメリーの目線で、ある事件が…

エリン・ブロコビッチ

五月病になりがちなこの季節、仕事する元気が出るかもしれない映画をご紹介します。 社会人だけじゃなく、学生さんが観てもモチベートされるハリウッド映画です。 エリン・ブロコビッチを演じたジュリア・ロバーツは、この作品でアカデミー賞主演女優賞を受…

音楽と外国語

以前、外国語を書く・話す練習について記事を書いた時、話す練習についてはあまり量を書いていませんでした。 よくよく考えてみると、洋楽の歌詞を覚えて歌うのが発音やら構文を身につけるのに貢献していたなあと後から思ったので書いてみます。 購読してい…

映画『かもめ食堂』

非日常の世界に行きたくなる邦画、『かもめ食堂』をご紹介します。 派手なところはないけれど、ゆるりと別世界を垣間見られる感じが伝わるレビューを書きたい。 あらすじ 異郷での交流 ヘルシンキの街並み 個性的な3人 おわりに あらすじ フィンランドの首…

映画『トーク・トゥ・ハー』

愛とは何なのか考えさせられるスペイン映画のレビューを書きました。 スペイン映画界を代表する監督、ペドロ・アルモドバルの作品です。 意識を失って眠り続ける2人の女性と、彼女たちを見守る2人の男性がメインの役となっています。 あらすじ 報われるこ…

映画『テルマ&ルイーズ』

ハリウッド映画史に残る名作ロードムービーをご紹介します。 ラストシーンありきの作品なので盛大にネタバレしたレビューを書きます。長いです。 あらすじ 旅先で羽目を外した夜 テルマの変身 ルイーズの過去 おわりに あらすじ 高圧的な夫との愛のない毎日…

ゲーテ・インスティテュートのドイツ語資格

先日、日本国内でドイツ語能力を証明してくれるドイツ語検定について紹介したので、今後は国外で(主にドイツ本国で)通用する資格について書きます。 資格試験の主催者 検定試験の種類 ドイツ語検定との違い おわりに 資格試験の主催者 ドイツ本国でドイツ…

映画『真夏の方程式』

暑くなってきたのでこの映画を思い出しました。 探偵ガリレオシリーズの劇場版第2弾で、原作は同名の長編小説です。 以前、劇場版第1弾『容疑者Xの献身』のレビューを書いたので、第2弾もご紹介したいと思います。 遠慮会釈なくネタバレします。 あらすじ…

映画『ブリジット・ジョーンズの日記』

アラサー勢も夢中になれるラブコメディをご紹介します。 コメディ要素が強く、少女漫画におけるギャグ漫画を見ているような気分になります。笑 ネタバレを盛大にかましながらレビューを書きます。 あらすじ 恋愛ギャグ漫画 明るいブリジットと温かい友人 変…

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

ハリウッドのクライムコメディをご紹介します。 米国に実在した詐欺師のエピソードをもとに、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化されたお話です。 もう1人の主人公としてトム・ハンクスが彼を追う捜査官役を務めています。 あらすじ 高校生のフランク・…

ドイツ語検定とは

ドイツ語学習歴についてちょくちょく触れていますが、今回は持っている資格の一つであるドイツ語検定について書いてみます。 だいぶ学習歴が長くなってから受けたこともあり、1年半ほど前に1級を取得しました。 ドイツ語検定とは 他の資格と比べて 筆記試…

映画『横道世之介』

東京と長崎を舞台とした邦画をご紹介します。 吉田修一の小説を、沖田修一監督、高良健吾主演で映像化した映画です。 学生時代を懐かしく振り返りたい方、ゆるりとした邦画を楽しみたい方にお勧めです。 ネタバレしながらレビューを書きます。 あらすじ 大人…

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

架空の国を舞台とした渋めなコメディをご紹介します。 ある意味クライムコメディでしょうか。 登場人物に強い個性を持たせてストーリーへの興味を掻き立てさせるのはとてもイギリス的な手法だと感じます。 そんなこともあってイギリス映画にカテゴリ分けをし…

映画『エヴァの告白』

しみじみと愛について考えたいときにお勧めの映画をご紹介します。 ストーリーはシンプルですが、いつまでも印象に残る映画です。 あらすじ エヴァの強さ ブルーノの弱さ おわりに あらすじ ポーランド人のエヴァは、妹とともに移民するため長い船旅の末にニ…

外国語を書く・話す

これまで、外国語を読む・聴く練習の話を書いてきたので、今度は書く・話すことについて書きたいと思います。 アウトプットの練習は一人では難しいので、どうしたらいいんだと考え込んでしまう人も多いかと思います。 しかし、中級、上級とレベルアップして…

映画『サラの鍵』

第二次世界大戦下、ナチスドイツに占領されたフランス国内で、ヴィシー政権(ナチスによるフランス傀儡政権)により多数のユダヤ人が一斉検挙される事件がありました。 ヴェル=ディヴ事件と呼ばれるこの出来事を扱ったフランス映画をご紹介します。 あらす…