本と映画と時々語学

書評、映画評など書き綴りたいと思います。

邦画

映画『おくりびと』

季節感ゼロですみませんが『おくりびと』をご紹介します。 おそらく本来は冬に観る映画です。 主な舞台は主人公の故郷山形県で、冬の景色が多く出てきます。 本作は内外で高い評価を受け、アカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞しています。 盛大にネタバレ…

映画『インスタント沼』

今週のお題「私の沼」 訳がわからないけど元気になれるコメディ映画をご紹介します。 タイミングよく今週のお題とリンクする映画だったので、意気揚々とレビューを書いています。笑 ここ数年で観た邦画の本数が少ないので、レビューの材料が底をつくのも時間…

映画『かもめ食堂』

非日常の世界に行きたくなる邦画、『かもめ食堂』をご紹介します。 派手なところはないけれど、ゆるりと別世界を垣間見られる感じが伝わるレビューを書きたい。 あらすじ 異郷での交流 ヘルシンキの街並み 個性的な3人 おわりに あらすじ フィンランドの首…

映画『真夏の方程式』

暑くなってきたのでこの映画を思い出しました。 探偵ガリレオシリーズの劇場版第2弾で、原作は同名の長編小説です。 以前、劇場版第1弾『容疑者Xの献身』のレビューを書いたので、第2弾もご紹介したいと思います。 遠慮会釈なくネタバレします。 あらすじ…

映画『横道世之介』

東京と長崎を舞台とした邦画をご紹介します。 吉田修一の小説を、沖田修一監督、高良健吾主演で映像化した映画です。 学生時代を懐かしく振り返りたい方、ゆるりとした邦画を楽しみたい方にお勧めです。 ネタバレしながらレビューを書きます。 あらすじ 大人…

映画『ジョゼと虎と魚たち』

少し久しぶりに邦画をご紹介します。 関西が舞台で、妻夫木聡演じる大学生と、池脇千鶴演じる足の不自由な少女が主人公の恋愛映画です。 ネタバレしながらお送りします。 あらすじ 不思議な少女ジョゼ ほろ苦いラスト おわりに あらすじ 大学生の恒夫は、あ…

映画『婚前特急』

ドラマ『東京タラレバ娘』の主演を務めた吉高由里子がヒロインの映画。 ストーリーが緻密でなくてもいい、たくさん笑える恋愛映画が観たい、という方にお勧めです。 あらすじ ゆるりと観るコメディ チエ役 吉高由里子 名脇役も揃っている おわりに あらすじ …

映画『誰も知らない』

カンヌ映画祭で柳楽優弥が主演男優賞を受賞したことで話題になった、是枝監督の邦画作品。 大人が知らない東京の片隅で、置き去りにされひっそりと身を寄せ合って生きた子どもたちを淡々と描写する映画です。 あらすじ 作りもの感のない時間 子どもの世界と…

映画『西の魔女が死んだ』

同名の児童小説を原作とした邦画。 派手なことは何も起こらないけれど、主人公の心が静かに再生していくなかで観る側の心も洗われていくような作品です。 あらすじ 西の魔女について 主人公まいについて キリスト教的世界観、悩みと成長 まとめ あらすじ 不…

映画『シン・ゴジラ』

昨年話題になった『シン・ゴジラ』をご紹介します。 どんな層にウケてたのか調べてないけども、学生さんが観ても面白いんでしょうか。 社会人が観ると、風刺的な描写にあるあるーと見入ってしまいます。 《あらすじ》 SF映画として 官僚組織の描写 ボトムア…

映画『容疑者Xの献身』

言わずと知れた探偵ガリレオシリーズの映画編第1弾。 いつもの福山雅治・柴咲コウコンビのかっこよさもさることながら、堤真一の存在感が印象的です。 あらすじ ドラマシリーズとの違い 石岡と花岡母子 石岡と湯川 まとめ あらすじ 川沿いで中年男性の遺体…

映画『鴨川ホルモー』

久々に邦画のご紹介。 原作の小説も好きです。 あらすじ 同級生の面々 みどころ あらすじ 二浪の末、晴れて京都大学に合格した安倍。 気づけば新歓ラッシュも終わってしまったが、葵祭のエキストラのアルバイトからの帰り道でサークルの勧誘を受ける。 残り…

映画『くちびるに歌を』

『沈黙』に続き九州ネタでお送りします。 あらすじ 十五歳の葛藤 大人になっても続くもの おわりに あらすじ 五島列島の中学校に、美人で気だるげな音楽教諭・柏木ゆりが赴任してくる。 彼女が東京の音大を出たプロのピアニストだとわかると学校中が湧き立つ…