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本と映画と時々語学

書評、映画評、時々語学学習や時事ネタなど書き綴りたいと思います。

小説『白雪姫には死んでもらう』

 以前レビューを書いた推理小説『深い疵』と同じシリーズの次の作品をご紹介します。

ドイツミステリの女王ネレ・ノイハウスによる本格ミステリーシリーズの4作目です。

 主人公であるオリヴァーとピアの他、小さな村に住む少女アメリーの目線で、ある事件が語られます。

謎の緻密さと人間描写のリアルさは前作と同じ完成度です。

原題は”Schneewittchen muss sterben”で、直訳の意味は「白雪姫は死なねばならない」ですが、原語を活かしつつスッと入る日本語になっている良い訳ですね。

  

  • あらすじ
  • クローズドコミュニティ
  • 女は怖い
  • オリヴァーとその周辺
  • おわりに

 

あらすじ

ある空軍基地の敷地から人骨が発見される。

遺体の身元は、11年前の連続少女殺人事件の被害者だと判明した。

折しも連続殺人の犯人として逮捕されていた青年トビアスが、ちょうど刑期を終えた頃の出来事だった。

ビアスは殺人の罪に問われたことについて冤罪を主張していたものの、訴えは受け入れられず刑に服していたのだ。

彼は被害者とともに生まれ育った故郷アルテンハイムに戻るが、冤罪を信じない住民たちによって家族ともども村八分にされることとなる。

そしてある日、彼の母親が歩道橋から転落する事件が起こった。

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エリン・ブロコビッチ

五月病になりがちなこの季節、仕事する元気が出るかもしれない映画をご紹介します。

社会人だけじゃなく、学生さんが観てもモチベートされるハリウッド映画です。

エリン・ブロコビッチを演じたジュリア・ロバーツは、この作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

主人公が仕事で活躍する映画を探している方にお勧めしたい一作です。

 

  • あらすじ
  • 実話に基づいたドラマ
  • エリンの得意なこと
  • 情熱の源泉
  • 周りのサポート
  • おわりに

 

あらすじ

シングルマザーのエリン・ブロコビッチは、自分と子ども3人を養うための仕事を探していたが、ある日何とか法律事務所の事務員の仕事にありつく。

法律の知識が全くない中で慣れない仕事をこなすうち、エリンはある書類の束に小さな疑問を抱く。

書類の内容を調べるうちに明らかになったのは、巨大エネルギー企業であるPG &E社が、住民に健康被害をもたらす環境汚染をしていると言う事実だった。

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音楽と外国語

以前、外国語を書く・話す練習について記事を書いた時、話す練習についてはあまり量を書いていませんでした。

よくよく考えてみると、洋楽の歌詞を覚えて歌うのが発音やら構文を身につけるのに貢献していたなあと後から思ったので書いてみます。

購読しているrico_noteさんやpenseesさんのブログでよく音楽が紹介されているので、自分も紹介してみたいと思ったのもあります。

 

www.cheer-up.info

pensees.hatenablog.com

語学も音楽も人生で一番最初にハマったのは英語でしたので、英語圏の曲と一緒に、歌と語学学習の関係についてご紹介します。

 

  • 発音の練習
  •  構文や語法の学習
  • 初めて買った洋楽のCD
  • おわりに

  

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映画『かもめ食堂』

 非日常の世界に行きたくなる邦画、『かもめ食堂』をご紹介します。

 派手なところはないけれど、ゆるりと別世界を垣間見られる感じが伝わるレビューを書きたい。

 

  •  あらすじ
  • 異郷での交流
  • ヘルシンキの街並み
  • 個性的な3人
  • おわりに

 

 あらすじ

 フィンランドの首都ヘルシンキで食堂を営む日本人女性サチエ。

 ある日、店にやってきた現地の学生トンミから『ガッチャマンの歌』を教えて欲しいと頼まれる。

なかなか歌を思い出せなかったサチエだが、アアルト書店のカフェにいた日本人観光客の女性ミドリに偶然教えてもらうことができた。

一緒に働き出した2人のもとへ、介護の末に母を看取ったマサコもやってきて、北欧の街ヘルシンキで日本人女性3人の交流が深まっていく。

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映画『トーク・トゥ・ハー』

 愛とは何なのか考えさせられるスペイン映画のレビューを書きました。

スペイン映画界を代表する監督、ペドロ・アルモドバルの作品です。

 意識を失って眠り続ける2人の女性と、彼女たちを見守る2人の男性がメインの役となっています。

 

  •  あらすじ
  •  報われることのない愛
  • 一方通行でも苦しくない愛
  • マルコとベニグノの違い
  • 無償の愛との違い
  • おわりに

 

 あらすじ

 長年寝たきり状態だった母を介護し、看取った経験のあるベニグノと、記者のマルコは、あるダンスの舞台で偶然近くの席に居合わせた後、病院で再会する。

マルコの恋人である女性闘牛士リディアは、競技中の事故で昏睡状態となりこの病院に運ばれたのだった。

ベニグノが思いを寄せるアリシアもまた、交通事故で意識のない状態のまま4年を過ごしていた。

母を看取った経験を活かして献身的にアリシアを看護するベニグノと、リディアが以前の恋人と復縁しようとしていたことを知り、見舞いに来るのをやめてしまったマルコ。

しばらく顔を合わせなかった2人だったが、ある日マルコは衝撃的な事実を知らされることになる。

 

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映画『テルマ&ルイーズ』

ハリウッド映画史に残る名作ロードムービーをご紹介します。

ラストシーンありきの作品なので盛大にネタバレしたレビューを書きます。長いです。

 

  • あらすじ
  • 旅先で羽目を外した夜
  • テルマの変身
  • ルイーズの過去
  • おわりに 

 

あらすじ

高圧的な夫との愛のない毎日を過ごしている専業主婦テルマと、気が強くしっかり者のウェートレスのルイーズ。

2人はルイーズの勤め先の上司の計らいで、山沿いの別荘への小旅行に行くこととなる。

意気揚々と出発した2人だったが、普段楽しいことがないテルマが羽を伸ばしすぎたためにクラブで襲われかけてしまう。

そして護身用の銃で、テルマを襲おうとした男を撃ち抜いてしまったルイーズ。

女同士の旅行のはずが、全力で警察から逃げる逃避行になってしまった。

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ゲーテ・インスティテュートのドイツ語資格

 先日、日本国内でドイツ語能力を証明してくれるドイツ語検定について紹介したので、今後は国外で(主にドイツ本国で)通用する資格について書きます。

 

  • 資格試験の主催者
  •  検定試験の種類
  • ドイツ語検定との違い
  • おわりに

 

資格試験の主催者

ドイツ本国でドイツ語資格の試験を実施しているのは、ゲーテ・インスティテュートです。

ゲーテ・インスティテュートはドイツ政府の文化広報機関で、ドイツ文化に関する情報発信のほか、語学コースや資格試験を各国で実施しています。

日本では東京・横浜・大阪・京都に拠点を置いています。

https://www.goethe.de/ins/jp/ja/index.htmlGoethe-Institut Japan

 代表として東京拠点(東京ドイツ文化センター)で行っている検定試験のページをこちらに貼っておきます。

ドイツ語検定試験 - Goethe-Institut Japan

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