ドラマ『デスパレートな妻たち』で学んだ英語表現
過去にレビュー記事でドラマ『デスパレートな妻たち』のことを書きました。
作品の内容に絞った記事でしたが、今回はこのドラマで何度も出てきて覚えてしまった英語表現をご紹介します。
英語が堪能な方には今さらな表現ばかりだと思うのですが、英語圏で暮らしたことがない私にとっては「へえー」と思うことが多かったのでまとめてみました。
- have an affair=不倫する
- see someone=誰かと付き合う
- We need to talk.=「話し合いましょう」
- It's a deal.=「交渉成立」
- find oneself project=やることを見つける
- おわりに
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映画『サイダーハウス・ルール』
胸がいっぱいになる、若者の成長物語をご紹介します。
ある孤児の成長と半生を描いた映画『サイダーハウス・ルール』です。
同名の原作小説がありますが、未読のため映画に絞ってレビューを書きます。
タイトルの意味は、サイダー用のりんごの収穫小屋に掲げてあった規則のことです。
主人公の育ての親を演じたマイケル・ケインがアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品でもあります。
核心まで惜しみなくネタバレしながらお送りします。
感動しすぎてレビューが長大になったので、2つの記事に分けて書きます。
- あらすじ
- タイトルの意味
- 主人公ホーマーについて
- 堕胎というテーマ
あらすじ
メイン州ニューイングランドの孤児院で生まれたホーマーは、何度か養子にもらわれかけるも決まって孤児院に返されてきた。
彼は成長して小さな子どもたちを世話するようになった他、禁じられていた堕胎を施術していた院長、ウィルバー・ラーチ医師から医術の薫陶も受けていた。
ある日ホーマーは、堕胎のために訪れた女性キャンディと、その恋人で軍人のウォリーに出会う。
外の世界を知りたかった彼は、2人に連れ出してくれるよう頼み、孤児院から巣立つことになる。
惜しまれながら旅立ったホーマーは、ウォリーの実家のりんご農園や、キャンディの父が営むロブスター漁を手伝いながら、これまで知らなかった世界を知っていく。
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映画『わたしを離さないで』
カズオ・イシグロ原作の小説を映像化した作品のレビューです。
原作にかなり忠実に映画化されています。
切ない映画を観て泣きたい時におすすめしたい作品です。
原作の小説もとても好きです。
- あらすじ
- 不思議な子ども時代
- 寂寥感ある映像
- 人間であり人間でない
- 生命と倫理
- おわりに
あらすじ
幼い頃から寄宿学校で兄妹のように育ったキャシー、トミー、ルース。
3人の暮らす学校ヘイルシャムは外界から隔絶されており、生徒たちは買い物すらしたことがないまま成長した。
一定の年齢に達すると学校を卒業し、提供者ないしは介護人になる。
小さな頃から想いを寄せていたトミーがルースと付き合いだしたのを横目に、介護人としての仕事を始めたキャシー。
彼女は介護人になってから9年が経過。
同じくヘイルシャムで育った人々が提供を終え、命を閉じていくのに何度も立ち会っていた。
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映画『きみに読む物語』
ニコラス・スパークス原作の映画『きみに読む物語』のレビューです。
観終わる前は、アメリカっぽい単純お涙頂戴映画なのではないか…と散々な偏見を抱いていたのですが、ところがどっこいラストでは涙してしまいました。
なるべく核心の描写を抑えつつ、いつも通りのネタバレレビューでお送りします。
- あらすじ
- 幼いが本物の愛
- それぞれの人生
- 真実の愛の終わり
- 主演の2人
- おわりに
あらすじ
ある老人ホームで、認知症の女性に毎日物語を読み聞かせる男性。
女性は自分が誰か、どんな人生を送って来たかを思い出すこともできなくなっていたが、興味深そうに男性の語る話を聞いている。
戦前のアメリカ。
製材所で働くノアは、夏の間だけ家族で町に来ている富豪の令嬢アリーと恋に落ちる。
しかし、将来を心配した彼女の両親によって引き離され、大喧嘩をして別れた後、第二次世界大戦が始まってしまう。
続きを読む映画『ドラゴン・タトゥーの女』
前記事でご紹介した『ドラゴン・タトゥーの女』の映画化作品についてレビューします。
この『ミレニアム』シリーズは、ハリウッドで第1作『ドラゴン・タトゥーの女』が、
スウェーデンで三部作すべてのエピソードが映像化されています。
ネタバレを続けながらご紹介します。
- ハリウッド版について
- 主演の2人
- その他の特徴
- スウェーデン版について
- 主演の2人
- その他
- おわりに
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小説『ドラゴン・タトゥーの女』
北欧ミステリの金字塔『ドラゴン・タトゥーの女』のレビューです。
この小説はスティーグ・ラーソンによる『ミレニアム』シリーズの第1作です。
ダニエル・クレイグ主演でハリウッド映画にもなったため、第1作である本作が最も知名度が高いかと思います。
『ミレニアム』は、著者存命中に第3作までが発表されましたが、第5部までの構想があったシリーズ半ばにしてラーソン氏が急死します。
現在、途中まで仕上がっていた第4作の遺稿を基に、ラーゲルクランツが書き上げた第4作が出版されています。
本記事では、シリーズ第1作に絞ってご紹介するとともに、スウェーデン本国およびハリウッドで製作された映画版についても、次記事で若干の説明を加えたいと思います。
- あらすじ
- 比類なきダークヒロイン
- ヴァンゲル家を取り巻く謎
- 根底にあるテーマ
- おわりに