映画で学ぶスペイン語日常会話フレーズ
スペイン映画を観ていて何度か出てきた日常会話フレーズをご紹介します。
¿Qué te pasa?
「何があったの?」と聞きたいときに使います。
登場人物が突然泣き出したとき、ケガをしていた時、などなど汎用性の高い一言です。
Tranquila.
「静かになる」を意味する動詞の命令形で、「落ち着いて」「冷静になって」といった意味で使われます。
誰かが怒っている時や混乱している時に、宥めようとして使われることが多いです。
なぜか大体の人が”Tranquila, tranquila”と2回繰り返しています。
Claro.
英語で言うとclearにあたる、「明らかな、明瞭な」を意味する形容詞です。
「わかった」という意味で使われます。
君の言ったことを正確に理解したぜ、といったニュアンスです。
短いし、ドラマチックな場面じゃなくても、初級学習者にも使いやすそうな言い回しです。
¡Vale!
こちらもclaroと同様、「わかった」「了解」という意味で使います。
前項と少しニュアンスが変わる時があります。
テンション低めに繰り返して"Vale, vale"と言うと、「わかった、わかったから(もう良いよ)」といった雰囲気を醸し出します。
¿Cómo está?
何かの様子を人にコメントしてもらいたいとき等に使います。
新しい服を着てみたとき、髪型を変えてみたとき、 「どうかな?」と意見を求めたい時に使う一言です。
『抱擁のかけら』でペネロペ・クルス演じるヒロインがメイクアップしている時、メイク担当者が言っていた気がします。
¡Ayuda!
動詞ayudarの命令形で、「助けて」という意味です。
『パンズ・ラビリンス』で主人公オフェリアが、具合の悪くなった母のために助けを呼ぶ時使っていました。
オフェリアの声が悲痛すぎて一発で覚えました。
講義で習ったときは「へえー」としか思わなくても、映画の中で登場人物が実際に声に出しているのを聞くと、印象に残って覚えやすくなります。
ストーリーに基づいた台詞が出てくるので、「こんな風に使うんだ」とそのフレーズを利用すべき文脈も一緒に学べるのが更に良かったです。
聞き取れて嬉しい気持ちもあって、自分の進歩もわずかながら実感できました。
スペイン語力はまだまだ中級クラスですが、これからも頑張って続けていきたいです。
短いですが、今日はここまで。