新学期・新年度に向けて頑張る勇気や元気をもらえる映画12選
もうすぐ4月、新学期・新年度がやってきますので、新生活に向けて元気が出そうな映画をまとめました。長い。
少年少女も若者も大人も、ぴったりくる作品が見つかれば幸いです。
少年少女たちの葛藤と成長
小学生・中学生・高校生などを主人公とした青春・成長物語を3つご紹介します。
1.遠い空の向こうに
高校生ホーマーは、炭鉱の町コールウッドで、1957年にソ連が打ち上げた衛星スプートニクを目撃。
片田舎の町で初めて「世界とつながった」経験から、自分もロケットを作って科学コンテストに優勝し、大学奨学金を得ようと思い立ちます。
広い世界を見るため、知性でチャンスをつかもうとするホーマーですが、炭鉱の仕事に誇りを持つ父は猛反対。
しかし、彼を温かく見守る母や恩師、友人たちの協力を得て一歩一歩前進します。
何度となく逆境に立ち向かいながら、夢を追い続けるホーマーに大人も子どもも勇気を貰えること請け合いの感動作です。
2.リトル・ダンサー
こちらも炭鉱の町の少年の話です。
小さなきっかけからバレエに興味を持った少年ビリーは、その才能を見い出され先生から特別にレッスンを受けます。
しかし、強い男になってほしいと望む父や兄から大反対されるうえ、炭鉱がストライキに揺れる中で家族を取り巻く緊迫感が高まります。
ビリーの才能と情熱を信じる先生とのぶつかり合いと、母親のいない少年ビリーの葛藤が印象的でした。
3.くちびるに歌を
長崎県・五島列島の中学校に、美人だけど無愛想な音楽教諭が赴任。
元ピアニストなのに一切ピアノを弾かない彼女は、合唱部員の反発を受けながらもコンクールに向けた指導にあたります。
最初は厳しいばかりの彼女が、徐々に生徒たちが抱えている悩みや葛藤に気づき、合唱をとおして彼らと人間同士として向き合うようになります。
それは、彼女自身の克服できない過去と対峙するきっかけでもありました。
五島列島の美しい風景も必見の、大人と子どもの青春映画です。
大人になりかけの若者の恋と成長
20歳前後の若者が主人公の映画3本。まだまだ成長途上!
4.あと1センチの恋
近すぎてきっかけがつかめない、幼馴染同士の恋を描いた作品です。
高校卒業間際に妊娠してしまったロージーは、いつも一緒だった親友アレックスの米国留学で離ればなれになります。
イギリスでの子育て、アメリカでの大学生活と別の道を歩む二人ですが、いつもお互いのことは忘れていません。
それにも関わらず、いつもすれ違いの人生を送る二人にはどんな結末が待ち受けるのか、ぜひきゅんきゅんしながら見守っていただきたいです。
ままならない人生に、もがきながら立ち向かうロージーの姿に激励されます。
5.スパニッシュ・アパートメント
留学にまつわる青春と成長を描いた映画です。
フランスからスペインのバルセロナへ留学した主人公が、文化の違いと新たな出会いにもまれながら奮闘します。
世界にはいろんな人がいて、一歩世界に踏み出してみれば驚きの連続で、そのたびに成長できること、
バックグラウンドが違っても意外と仲良くなるための方法は変わらないことなど、
留学したことのある人なら共感が有り余る場面が沢山あります。
誰とでもちょっとしたきっかけで恋が始まりそうなグザヴィエの様子は、留学生に限らず学生時代を思い起こさせること間違いなし。
刺激と驚きに溢れた学生の目線を通して、成長を求めて頑張る気力が湧いてきます。
6.百万円と苦虫女
ヒロインの鈴子は、ひょんなことからルームメイトと警察沙汰になってしまい、出戻った実家でも居辛くなって自立を決意します。
百万円を貯めて、誰も自分のことを知らない町に引っ越し、また百万円が貯まったら引っ越しと言う生活。
気楽さを求めて知り合いが一人もいない町に行くのに、引っ越し先で必ず煩わしい人間関係ができてしまいます。
鈴子は、そんな自分をとあるきっかけで見つめ直すことになります。
子どもより大人のほうが成長のきっかけは掴みづらくなりますが、大人になってもまだまだ気づけていないことも多いもの。
鈴子が自分と初めて向き合う場面は、観ている側としてもはっと気づかされる思いがしました。
新しい仕事と新しい世界
大人になっても、新しい仕事やキャリアの節目で成長したり葛藤したりします。
社会人の成長や気づきを熱く描いた映画も3本ご紹介。
7.インビクタス/敗けざる者たち
非白人隔離政策アパルトヘイトを撤廃し、黒人の大統領ネルソン・マンデラが就任した直後の南アフリカ。
何十年も人種間に横たわった溝が一夜にして消えるわけもなく、白人から黒人への差別が終わった今、黒人から白人への復讐が始まってしまうかもしれない。
そんな社会を一つにまとめ上げるべくマンデラ大統領が注目したのは、伝統的に強豪だったスポーツ、ラグビーです。
新しい南アフリカの存在感をラグビーW杯で示すべく、マンデラと、代表チームを取り巻く人々のヒューマンドラマが描かれます。
新しい使命を負ったラグビー南アフリカ代表キャプテン、そして大統領マンデラの情熱に感動させられる映画です。
8.メラニーは行く!
NYのファッション業界で成功をおさめ、市長の息子からプロポーズを受けたメラニーは、一見完全無欠な人生を送るキャリアウーマン。
しかし、秘密裏にアラバマの実家へ帰ったのは彼女の唯一最大の問題のため。
10代の時に結婚した夫との離婚が、実はまだ済んでいなかったためサインを迫るも、夫は応じてくれません。
仕方ないのでしばらく田舎に留まるも、故郷のダサさが耐え難かったり、都会に出て変わった自分を指摘されたりします。
市長の息子と、地元の夫との関係に最後まで目が離せないだけでなく、都会に出て頑張っているすべての人への応援歌でもある、明るいコメディです。
9.プラダを着た悪魔
新聞記者を目指す真面目な学生アンディは、たまたま見つけたファッション誌『ランウェイ』の編集長アシスタントに採用される。
編集長ミランダは美意識とパワハラの塊で、日々アンディや部下を迫害するとんでもない女性。
しかし、徐々にミランダのプロ意識や、一人の人間としての一面に気づかされます。
一方、新聞記者としての夢を見失って『ランウェイ』にのめり込んでいる、と友人や恋人から疑問を呈され葛藤します。
アンディとミランダの人間ドラマとコメディだけでなく、登場人物たちの豪華絢爛なファッションも見どころの傑作です。
人生は長く愛しい!
進学や就職と言った区切りのほか、人生の節目に思い出したくなる名作も3作。
10.ニュー・シネマ・パラダイス
イタリア・シチリア地方の片田舎に生まれたトトは、映画が大好きな男の子。
村の数少ない娯楽である映画館に出入りし、映写技師のアルフレードと友達のような師弟のような間柄だった。
成長していくトトは初恋、旅立ち、仕事での成功などを経験する。
しかし、長らく故郷を忘れていた彼が、あるきっかけで久々に里帰りすることになり、昔の思い出が蘇る。
「映画ってほんっとにいいもんですね!」と心から言いたくなるイタリア映画の名作。
あらすじ的に酸いも甘いも嚙み分けた大人向けに見えますが、若くして観ても大抵感動してしまう不思議な映画です。
11.Sex and the City 劇場版
何歳になっても人生を謳歌し、ジェンダーロールにも縛られない女性を描いた名作ドラマ『SATC』の劇場版です。
ついに結婚することになったキャリーとMr.ビッグですが、結婚式直前にビッグが迷いを口にしたことから修羅場に。
傷心のキャリーの立ち直りの他、シャーロット、ミランダ、サマンサも新しい人生の転換点を迎えてそれぞれ戸惑いや成長に直面します。
正解のない新しい時代の人生を、力強く生きていこうと思わせてくれるいつもの4人に、劇場版でも勇気を貰えます。
12.フォレスト・ガンプ 一期一会
アラバマ州生まれのフォレストは、人より知能指数が低く生まれてきましたが、邪心のない性格と俊足で次々と人生を切り開きます。
スポーツ推薦で大学へ行き、卒業後は入隊し、ベトナム戦争や、ピンポン外交と言った歴史の舞台にも踏み込む彼。
そして、幼馴染の少女ジェニーとは違った場面で何度も再会を繰り返します。
戦後アメリカの歴史と絡めながら、不思議な男性の人生を綴る本作は、なぜか観終わった後元気が出る映画として盤石の人気を誇ります。
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新しい季節が楽しくなりますように。