クリスマスマーケットを知るためのドイツ語単語
11月末からクリスマス直前まで、ドイツを中心に数多の町々でクリスマスマーケットが開催されます。
クリスマスマーケットの探検に役立つ語彙をまとめました。
Weihnachtsmarkt
クリスマスマーケットのことです。
クリスマスはドイツ語でWeihnachten(ヴァイアナハテン)と言います。
ドイツ国内のありとあらゆる町でマーケットが開かれるだけでなく、フランスのストラスブール、チェコのプラハ、オーストリアのウィーンなど近隣国の一部でも行われています。
元々は、クリスマスから年始まであらゆるお店が休みになるため、年越しのための物資を商うために栄えた市場でした。
今ではクリスマスのオーナメントや出店を楽しむイベントとなっています。
Tasse
クリスマスマーケットの開かれる町々では、毎年その年のデザインのマグを作ります。
ドイツ語でマグはTasse(タッセ)と言います。
町によって、年によってデザインが違うので、色々なクリスマスマーケットに出かけてその土地その土地のマグをコレクションするのも楽しみの1つです。
交換留学時代、留学生仲間たちと数多の町を回ってマグを集めまくったのが懐かしいです。
Glühwein
クリスマスマーケットで必ずお店が出ている品物の1つがGlühwein(グリューヴァイン)ことホットワインです。
12月ともなれば極寒のドイツなので、寒い市場を歩き回っている時には熱々の飲み物が飲みたくなります。
前述のマグに入れられて出てきますので、マグ集めをするにはあちこちでホットワインを飲みまくることになります。
Apfelpunsch
ホットワインと言えどアルコールが飲めない!
という下戸の方におすすめなのが、Apfelpunsch(アプフェルプンシュ)です。
温めたりんごジュースのようなノンアルコールの飲み物で、こちらもホットワインと同様マグに入れられて出てきます。
下戸の方がマグ集めをする時は、アプフェルプンシュを飲みまくりましょう。
Tannenbaum
Tannenbaum(タネンバウム)は直訳すればモミの木ですが、クリスマスツリーと訳されることがほとんどです。
冬でも葉が落ちず緑が茂るモミの木は、生命の象徴とされています。
しかし、古代ゲルマン民族の冬至の祭りではもともと樫の木が飾られていたとのこと。
樹木信仰の強い彼らを改宗させようと考えたキリスト教徒が、樫の木をモミの木に変えることでキリスト教化を図ったそうです。
その試みが定着した結果、クリスマスにモミの木を飾るようになったと言われています。
なお、日本で初めて飾られたクリスマスツリーは江戸末期にドイツ人によって持ち込まれたものですが、
アメリカ合衆国で初めて飾られたクリスマスツリーもまた、ドイツ系移民が飾り始めたものです。
イギリスで最初にツリーを飾ったのは、ヴィクトリア女王の夫アルバートですが、彼はドイツ出身なので、
クリスマスツリーという存在が確立されたのもドイツなら、日本や英語圏にクリスマスツリーの文化をもたらしたのもドイツ人とみて間違いありません。
人工のツリーではなく生木を伐って飾るのがドイツのスタンダードらしいです。何というかワイルド。
各所のクリスマスマーケットでは、豪華に飾られた大きなクリスマスツリーを見ることができます。
おわりに
クリスマスマーケットにまつわるドイツ語単語をご紹介しました。
この時期のドイツは極寒ですが、クリスマスマーケットの風景は見て損はありません。
冬のドイツを訪れる際は、ぜひクリスマスマーケットの時期に合わせて行ってみてください。