本と映画と時々語学

書評、映画評、時々語学学習や時事ネタなど書き綴りたいと思います。

フランスの音楽 Alizée

フランスのアイドル的アーティスト、アリゼをご紹介します。

可愛らしいポップスを中心に、目をひく映像やコケティッシュな歌声が印象に残る曲を出し続けているアーティスト。

以前ご紹介したフランスの大物シンガー、ミレーヌ・ファルメールが発掘し、プロデュースしている人物です。

kleinenina.hatenablog.com

ファルメール本人とは楽曲やパフォーマンスのテイストが全く違いますが、この人はこの人で大好きです。

とにかく顔がかわいい、歌もかわいい、純粋にアイドルとして大好きな人です。

 

 

 

アリゼのプロフィール

アリゼは現在32歳で、2000年にデビューして以来、妊娠・出産による活動休止を経つつもフランス国内で活動を続けています。

オーディション番組で優勝したあと、両親の友人であるミレーヌ・ファルメールとローラン・ブトナに送った映像がきっかけで、2人に見出されました。

彼女らのプロデュースでデビューして間もなくミリオンヒットを叩き出し、ブレイクします。

 

贅を凝らしたMV

こちら↓は初めて聞いたアリゼのオリジナル曲ですが、ミレーヌ・ファルメールに負けず劣らず映画のようなMVです。

フィルム・ノワールみたい!わー!」とテンションが上がったのを覚えています。

フィルム・ノワール - Wikipedia

ちなみに、音楽を専攻していた方に聞いてもらったところ「イントロのコード進行が完全に昭和の歌謡曲なんですけど…」とのことでした。笑

謡曲っぽい雰囲気や、フィルム・ノワールのような演出に懐かしさを覚えます。
そして何よりアリゼが絵になります。

 

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独特な歌詞

ミレーヌ・ファルメールの歌詞と比べると、直截的でポップな印象です。

フランス語初級者の私が訳を見ながら読むにはちょうど良い難易度なので助かってます。

具体的に上記リンク先のA cause de l'autumnの歌詞をご紹介します。

映像だけでなく歌詞においても、フィルム・ノワールの重要な構成要素であるファム・ファタール的人物像が描かれています。

 ファム・ファタール - Wikipedia

À cause de l’automne je te quitte
Vivre en aquarium me rend triste
Si je fuis, c’est à cause de l’automne, de l’automne
Les couleurs s’effacent et nous pardonnent
Les amours se lassent et abandonnent
À cause de l’automne

つたないながら翻訳するとこんな感じでしょうか。

秋だから あなたを残して去る

水槽の中で生きるのは悲しすぎる

私が去るとしたらそれは秋だから、秋のせい

色は褪せてゆき 私たちを許す

愛は疲れて諦めてゆく

秋だから

  

 ダンスが得意

 こちらはポップで可愛らしい一曲です↓。

簡単に言うと「世界はブロンドのもの!染めてるブロンドだけどね!」という元気な歌詞です。

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ダンスが得意なため、この曲以外でもしばしば歌って踊っている映像があります。

こちらの曲もしかり↓。

Blondeのポップな印象とは異なり、ややセクシーな衣装。

仮面舞踏会風の集まりかと思いきや突如ダンスバトルが始まります。かっこいい。

 

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タイトルのMademoiselle Julietteからもわかるように、ロミオとジュリエットを意識した作品です。

サビが象徴するように女子の女子による女子のための曲。

Mademoiselle Juliette
A pas vraiment la tête
A choisir entre Montaigu, Capulet
Mademoiselle Juliette
Aimerait faire la fête
Champagne à sabrer
Coca décapsulé

マドモアゼル・ジュリエットには

モンタギュー家かキャピュレット家かを

選ぶ暇なんてない

マドモアゼル・ジュリエットは

パーティーと
栓を開けられたコーラが好き

 

映像の冒頭と最後にロミオが登場していますが、完全に待ちぼうけをくらってますね。

女子は女子の世界で忙しくしているようです。

 

おわりに

メロディや編曲が明るい曲は、アリゼの柔らかい歌声も相まってとても聴き心地が良いです。

よく運転しながら聴いています。

正直、歌唱力がずば抜けているアーティストかというとそうではないですが、選曲が良いのか、それは大して気にせず彼女の魅力を堪能できます。

特に、高音域を使う歌が少ないので「あっここ声出てない」とか思わなくて済むんだと思います。

 

アリゼは、歌が完璧じゃなくても良いじゃないアイドルだもの、と初めて思えた人物です。

彼女に辿り着く以前は「歌が上手くてこそ歌手たりえるんじゃないのか」と強く思っていましたが、そういう理屈を可愛らしさで吹っ飛ばしてくれる存在がいるんだと理解できました。

同時にフランス語はやっぱり可愛らしさを表現するにはアドバンテージの大きい言語だと実感します。

ドイツ語やスペイン語で同じことができるか怪しい。笑

 

昼下がりのドライブや、柔らかい歌声が聴きたいときにおすすめのアーティストです。

 

 

 

 

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